名作映画 cinema-enter

名作映画の入口にご案内します。

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第30回 『Fukushima 50』①

まずは作品情報です。 2020年3月6日に公開されました。 ⚫️あらすじ 2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7という日本での観測史上最大となる地震が発生。巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲う。津波の浸水で全電源を喪失して、冷却不能…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第29回 「無法松の一生」②

産経新聞 月刊「正論」の元編集長の上島嘉郎さんが『武士道と日本人』について話しをされてるのを聞いて、この物語はまさしくその『武士道』に通じるものがあるし、江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物で、「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第29回 「無法松の一生」②

公開された1958年、昭和33年にどんな出来事があったかを挙げていきたいと思います。 ⚫️1月 ◉東京通信工業がソニーに社名を変更 ◉1月4日 - スプートニク1号が大気圏に再突入し消滅(1957年10月4日打ち上げ) ◉1月31日 - アメリカ初の人工衛星、エクスプローラ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第29回 「無法松の一生」①

作品の紹介です。 1958年(昭和33年)4月22日公開。 監督 / 稲垣浩 脚本 / 伊丹万作 原作 / 岩下俊作 出演 / 三船敏郎 高峰秀子 芥川比呂志 笠智衆 稲垣監督が1943年(昭和18年)に製作した『無法松の一生』を、自らリメイクした作品。前作では検閲によりカ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第28回 「パラサイト 半地下の家族」②

⚫️竹島について -外務省のホームページより- 竹島は,歴史的事実に照らしても,かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です。 韓国による竹島の占拠は,国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり,韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対し…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第28回 「パラサイト 半地下の家族」①

はじめに作品情報です。 2019年の韓国映画で、2020年度の米国アカデミー賞の作品賞や監督賞、脚本賞などを受賞しています。 監督、脚本はポン・ジュノ 出演は、ソン・ガンホ チェ・ウシク パク・ソダム イ・ソンギュン チョ・ヨジョン チャン・ヘジン ⚫️スト…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第27回 「恐怖の報酬」②

映画の後半では危険なニトロをトラックで輸送する、手に汗にぎる物語へと展開していくのですが、これは映画史に残るほどの緊迫感あふれる場面の連続です。フリードキン監督も話されていますが、CGが登場する前の時代の映画ですから、数々の爆破シーン、壊れ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第27回 「恐怖の報酬」①

1953年のフランス映画『恐怖の報酬(Le Salaire de la peur)』のリメイク作品で、1977年に公開されたアメリカ映画です。 監督はウィリアム・フリードキン 出演は‥ ジャッキー・スキャンロン(ジャン・ドミンゲス): ロイ・シャイダー ビクトル・マンソン(…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第26回 「キング・オブ・コメディ」③

⚫️ジェリー・ルイスについて ニュージャージー州ニューアーク出身。両親はロシア系ユダヤ人。父親がヴォードヴィル芸人だったため、5歳から舞台に立つ。 1946年に歌手のディーン・マーティン(ツッコミ)とコメディアンのジェリー・ルイス(ボケ)の二人組で…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第26回 「キング・オブ・コメディ」②

⚫️日本の芸能人に対するストーカー事件 ◉今井翼 現在活動休止中の今井翼さんは、ファンの女性から異常な付きまとい被害に遭っていたそうです。今井翼さんを愛するあまり、タッキー&翼で一緒に活動してきた滝沢秀明さんを「悪魔」と呼んで、憎しみを抱いてい…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第26回 「キング・オブ・コメディ」①

作品の紹介です‍♂️ 人気コメディアンのジェリー・ラングフォード(ジェリー・ルイス)のようなコメディアンを目指しているパプキン(ロバート・デ・ニーロ)。ジェリーに自分を売り込むパプキンだったが、全く相手にもされずにいた。ある日、熱狂的なラングフォ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第25回 「ポセイドン・アドベンチャー」③

この作品が単なるパニック映画でないのは、神の存在を問うているからではないでしょうか。 主人公のスコット牧師が登場すると共に疑問を投げかけます‥ 「ひざまずいて神に祈ればすべてうまくいく?」 スコット牧師は話し続けます‥ 「バカらしい。私の国では…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第25回 「ポセイドン・アドベンチャー」②

⚫️世界で起きた海難事故 ◉タイタニック号沈没(1912年4月) これは有名な事故ですね。豪華客船「タイタニック号」が北大西洋上で氷山に接触し沈没。1,513人の犠牲者をだし当時世界最悪の海難事故となりました。 ◉モロ・キャッスル号火災事故(1934年9月) …

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第25回 「ポセイドン・アドベンチャー」①

作品の紹介です‍♂️ 大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号。新年が明けてすぐのこと、海底地震が発生し大津波が船を襲った。一瞬にして船は転覆してしまう。人々は生き延びるための様々な選択が迫られる中を、天地が逆転した船内からの脱出に挑…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十二人の怒れる男」③

⚫️登場人物について紹介します。 ★陪審員1番議論の進行役を務める。高校でフットボールのコーチをやっている。★陪審員2番銀行員。気弱なところがあり慎重なタイプ。★陪審員3番メッセンジャー会社経営者。息子との確執があり頑固な性格。★陪審員4番株式の仲介…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十二人の怒れる男」②

陪審員制度について少しお話ししていきたいと思います。 ⚫️一般市民から無作為で選出され、宣誓を行った後、法廷の中に設けられた陪審員席に着席して審理に立ち会います。 審理の後に裁判官は陪審員に、どのような法が適用されるべきかという詳細な説示を行…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十ニ人の怒れる男」①

作品の紹介です‍♂️ 父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員の白熱する議論を描く。 少年による父親殺しの審理が終わり、陪審員たちが陪審室へと移り審議を開始する。陪審員たちは少年の有罪を確信していた。12人の全陪審員一致で有罪になると思われたと…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」③

現在も続く日本を貶める反日姿勢は、とても許される問題ではありませんし、世界からも嫌悪感をしめされてるというのは残念でなりません。もっと自立し同じ価値観の国になってもらえるならば、全力で応援したいと思うのですが‥‥ 北朝鮮も日本人を拉致している…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」②

★38度線について、お伝えしていきたいと思います★ ⚫️タイトルの『JSA』は『Joint Security Area』、共同警備区域いう意味で、韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある約800m四方の地域で、板門店と呼ばれています。 場所はこのあたりになります。 板門店は1953年10…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」①

まずは作品の紹介です‍♂️ 南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で射殺事件が起こる。現場にいた南北の兵士たちは互いに全く異なる供述を繰り返していた為に、真相がつかめない状況だった。そんな中、中立国監督委員会は捜査官として韓国系スイ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第22回 「シャイニング」③

元々スタンリー・キューブリックは写真家です。その技術や感覚があるので、1シーン、1シーン、こだわって撮影しています。その1カットで強いメッセージ、強烈なインパクトを与えています。 作品のポスターでも有名な、『ジャック・ニコルソンが叩き割ったド…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第22回 「シャイニング」②

原作者で数々の名作を生み出しているスティーブン・キングについて、お伝えしていきたいと思います。 1974年に長編『キャリー』でデビュー。 その後も映画化された作品は数多くあります。 キャリー Carrie (1976年)シャイニング The Shining (1980年)ク…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第22回 「シャイニング」①

まずは作品の紹介です‍♂️ 冬の期間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人としての職を得た小説家のジャック・トランスは、妻のウェンディーと心霊的な予知能力のある息子ダニーとともにホテルへやってくる。そのホテルでは、同じく管理人をしていた男が精神に異…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第21回 「レッド・オクトーバーを追え!」③

現在の潜水艦について、もう少し詳しくみていきたいと思います。 ⚫️ロサンゼルス級原子力潜水艦 アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦です。 ソ連海軍潜水艦戦力の増強に対抗するため、1972年-1995年の23年間にわたり、最大規模の62隻が建造されました。長期間…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第21回 「レッド・オクトーバーを追え!」②

潜水艦の歴史について、お伝えしたいと思います。 ●1614年(慶長19年)大坂冬の陣において、徳川方の九鬼氏が率いた水軍が盲船とよばれる船を使用したという記述があって、ほかの文献がこの船を潜水艦である事を示しているらしいのです。 大坂城の堀を水に潜っ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第21回 「レッド・オクトーバーを追え!」①

作品の紹介です‍♂️ 冷戦時代、艦長マルコ・ラミウスが指揮を取るソ連最新鋭原子力潜水艦レッド・オクトーバーが突然、姿を消した。その目的はアメリカへの攻撃なのか⁈CIAは情報担当官のジャック・ライアンに情報分析するよう指令する。ラミウスと面識のある…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第20回 「八甲田山」③

高倉健さん扮する徳島大尉の言葉‥‥。 「調査をすればするほど恐ろしい‥ 日本海と太平洋の風が直接ぶつかり、冬の山岳としてはこれ以上はない最悪の地帯です。 おそらく今後、30年‥50年‥いや100年経っても冬の八甲田はガンとして人を阻み、通ることを許さない…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第20回 「八甲田山」②

脚本家の巨匠 橋本忍 ⚫️橋本忍さんについて話したいと思います。 1938年に鳥取歩兵四十連隊に入隊するも結核に罹り、永久服役免除され療養生活に入る事になります。 1939年に岡山県の療養所で隣にいた兵隊さんの読んでいた映画の本を読み、シナリオに興味を…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第20回 「八甲田山」①

作品の紹介です‍♂️ 「冬の八甲田山を歩いてみたいと思わないか―。」明治34年末--日露開戦を目前にした帝国陸軍は、ロシア軍と戦うために厳冬期の八甲田を踏破し、寒さとは何か、雪とは何かを調査・研究する必要があると考えていた。その命令を受けて青森第5…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第19回 「素晴らしき哉、人生!」③

フランク・キャプラ監督とジェームズ・ステュアート主演のコンビで製作された『スミス都へ行く』も非常に素晴らしい作品です。 アルフレッド・ヒッチコック監督のお気に入り俳優でもありました。『めまい』や『裏窓』などあります。 この配役がピッタリでし…