シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第1 回 デルス・ウザーラ」①
まずは作品のご紹介💁♂️🎥
1975年公開の日本とソ連合作映画🎬
「デルス・ウザーラ」とは主人公の先住民のおじさんの名前なのです。
監督は黒澤明です。それ以外はソ連側のスタッフ70名、ソ連兵30名、日本側スタッフはたったの5名で撮影が行われました。
主演の二人は、
アルセーニエフ / ユーリー・ソローミン
デルス・ウザーラ / マクシム・ムンズク
◉あらすじ
ロシア人探検家のアルセーニエフは、当時ロシアにとって地図上の空白地帯だったシホテ・アリン地方の地図製作を政府から依頼を受け、探検隊を率いることとなる。そんな中で偶然に先住民ゴリド(現ロシア名:ナナイ)族の猟師デルス・ウザーラと出会い、アルセーニエフは彼にガイドを頼んで同行することになる。シベリアの広大な風景を背景に、2人の交流を描く。
物語の舞台となる《シホテ・アリニ山脈》は、このあたりになります。
夏は三十度を越す暑さと湿気、冬は零下三十度の極寒だそうです。黒澤明監督もこんなふうにおっしゃっています。
「この映画でいちばん大変だったことは、やはり自然を画面につかまえることでしたね。『ヨーイ、スタート』と号令をかけても、これは別に言うことを聞いてくれる相手じゃない。」
是非映画をご覧になって、大自然を体感してみてください。その美しさ、厳しさ、恐ろしさに圧倒されます。