シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第9回 「ロリータ」

まずは作品のご紹介💁🏻‍♂️

夏を過ごそうと田舎町で下宿するハンバートに、その家の未亡人シャーロットは積極的だが、当のハンバートは彼女の娘・ロリータに心奪われていた。やがてハンバートはロリータと共に暮らしたい為にシャーロットと結婚するのだが、夫が娘を愛してる事を知ったシャーロットはショックを受け、それがキッカケとなり事故死してしまう。心置きなく二人だけの暮らしと相成るはずだったが、周囲の人たちが二人の関係を噂し始め、ハンバートはロリータを連れて車で旅に出る事にしたのだが……。

1962年のイギリスの映画です。ウラジーミル・ナボコフの同名小説を原作として、ナボコフ自身が脚本を担当し、スタンリー・キューブリックが監督しました。

主演のロリータ＝ドロレス・ヘイズを演じたスー・リオンがとても素敵です。

この役を演じられる女優を探していた映画監督のスタンリー・キューブリックとMGMのプロデューサーは数千人の候補者と面接しましたが、役にピッタリの女優は見つからず撮影は延期となりました。そんな中、TV番組に出演していた無名のスー・リオンに白羽の矢が立ちました。この時スーは15歳だったそうです。世界中で映画が公開されると、小悪魔的で妖しい魅力を持った彼女は話題となりました。