シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第18回 「ゼイリブ」②
監督ジョン・カーペンターについて話したいと思います。
南カリフォルニア大学映画学科卒です。
在学中に製作した短編映画『ブロンコ・ビリーの復活』が1970年の第43回アカデミー賞で短編実写映画賞を受賞します。
4歳の時に観た映画『遊星よりの物体X』(1951年公開、ハワード・ホークス製作)が強烈な印象で、それが映画製作を目指すきっかけになったそうです。
1974年に長編デビュー作の『ダーク・スター』(ダン・オバノンとの共同制作)、1976年『ジョン・カーペンターの要塞警察』を製作した後、1978年にはスプラッターホラー映画『ハロウィン』を低予算で完成させ大ヒット。
1981年に『ニューヨーク1997』を製作して、カーペンター映画の常連となるカート・ラッセルを主役に起用する。
1982年には自身が映画界を目指すキッカケとなった作品のリメイク『遊星からの物体X』を製作します。これまでのSF映画にはないクリーチャーを創造し衝撃を与えました。CGのない時代に、現在でも見劣りしない完成度のクリーチャーを制作したのは、のちに『ロボコップ』や『トータル・リコール』に携わるロブ・ボッティンです。他にも『ターミネーター2』などの特殊メイクなどを担当したスタン・ウィンストンが参加しています。
ジョン・カーペンター監督は、日本の『ゴジラ』を始めとする東宝の特撮怪獣映画の大ファンなのだそうです。