シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」②
★38度線について、お伝えしていきたいと思います★
⚫️タイトルの『JSA』は『Joint Security Area』、共同警備区域いう意味で、韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある約800m四方の地域で、板門店と呼ばれています。
場所はこのあたりになります。
板門店は1953年10月に設置。韓国軍が中心の国連軍と北朝鮮軍の停戦協定に基づいて、北側には「中立国監督委員会」と南側に「軍事停戦委員会」の本会議場が設置され監視を行っている。緊急度を第一級〜第四級の4段階に分けて会議を開いています。
◉板門店(パンムンジョム)の名前の由来
1951年、朝鮮戦争休戦協定の協議が行われていた付近に、ノル門里(ノルムンニ)という名前の村があって、これは「板で出来た門のある村」という意味があり、協議のある会場の前に店があったことから、目印としてお店に看板を出して、これらを合わせて『板門店』と名付けたようです。
⚫️「中立国停戦監視委員会」
「中立国停戦監視委員会」(NNSC)は、朝鮮戦争において中立を宣言したスイス、スウェーデン(発足当初はチェコスロバキア、ポーランドも加わっていました)、それぞれから5人ずつの将校が板門店に派遣されています。
⚫️原則として南北の両兵士は軍事境界線を越えてはならず、「境界線を越えた者や相手兵士と会話を交わした者は死刑に処せられる」と定められています。
⚫️2019年6月30日、韓国側施設で、アメリカのドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長、米朝首脳会談が開催されました。史上初、現職の米大統領が北朝鮮側に足を踏み入れました。
⚫️見学について
南北の双方から見学を目的に板門店を訪れることができます。北側・南側それぞれ手続きや見学体制が異なっています。
南側から外国人が訪れる場合は、指定の団体ツアーに参加する必要があります。
パスポートの持参義務や、撮影、行動、服装などの制限などがあり、持ち物はポケットに入るもの以外持参できない。
板門店内では引率する国連軍兵士のあとに続いて2列で並んで移動し、自由に歩くことはできません。「北側から『挑発を受けた』と受け取られ攻撃する口実をつくることを防ぐため」で、指を差す、手を振る、大声で笑うなどの行為も禁止されています。写真撮影の際もピースなどのポーズも禁止です。
服装について、軍服に似た服、作業服、Tシャツ、破れたジーンズ、ショートパンツ、その他の露出度の高い服は禁止されています。
「緊急事態が起これば、死亡・負傷する恐れがあるが、自己責任を承知の元訪問する」と書かれた、国連軍の誓約書への署名が必要なので、親北派の文在寅政権の元、相変わらず反日活動な状況が続き、安定のトランプ政権から不正のバイデン政権へ移行される可能性も高まり、世界的にも混乱や不安定化が予想されますので、現時点で韓国への渡航は控えたほうが良いかも知れません。