シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十ニ人の怒れる男」①
作品の紹介です💁🏻♂️
父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員の白熱する議論を描く。
少年による父親殺しの審理が終わり、陪審員たちが陪審室へと移り審議を開始する。陪審員たちは少年の有罪を確信していた。12人の全陪審員一致で有罪になると思われたところ、ただ一人だけが少年の無罪を主張する。彼は他の陪審員たちに、証拠の疑わしい点を一つ一つ再検証することを要求する。
白熱していく議論の中で、当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちの心にも徐々に変化が訪れていく‥。
1954年製作のアメリカのテレビドラマのリメイクで、1957年製作のアメリカ映画。
監督はシドニー・ルメット
主演はヘンリー・フォンダ
原作者のレジナルド・ローズが、実際に殺人事件の陪審員を務めたことがキッカケで、その約1ヶ月後には、構想を練って執筆に取りかかった。
物語のほとんどを陪審室の室内だけで行われ、しかも陪審員たちの語りだけでストーリーは進行していきます。
テレビドラマ的な要素の物語を、シドニー・ルメット監督は見事に映画として力強く描きました。