シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第12回 「博士の異常な愛情」①
まずは作品の紹介です💁🏻♂️
アメリカ空軍基地の司令官が発狂しソ連への核基地攻撃命令を出し、核兵器を装備した戦闘機がソ連へと向かう。しかしソ連には攻撃を受けると自動的に反撃し、人類を滅亡させる最終核兵器の存在が明らかとなる。緊迫した状況のなかで、米国はなんとかソ連への核攻撃を食い止めようとするのだが‥。
正式なタイトルは、「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」
原題では「Dr.Strangelove」なので、「異常な愛情博士」となるのですが、キューブリックは原題と違う意味のタイトルを付けることを許可しなかったため、とんちを利かせて「博士の(Dr.)異常な(strange)愛情(love)」という日本語題を作り上げたと言われています。
昔は日本の映画配給会社もセンスの良い邦題を付けていたと思います。
この作品は1964年に公開されました。
原作はピーター・ジョージの「破滅への二時間」という真面目な内容の小説ですが、キューブリック監督がコメディにしたほうが良いと判断しました。
アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.は、このあたりになります。
ペンタゴンは独特の形をした建物です。
あまりに広い建物ゆえに中で迷子になってしまう事があるらしいです。
2001年に起きた911テロで、ハイジャックされた民間航空機が建物の西側に激突しました。
この作品と911は違いますが、テロの恐ろしさを感じましたし、人間がこんなにも恐ろしい事をやってのけてしまうのかと‥映画の世界ではなくリアルな映像で目の当たりにして、恐怖と悲しみに包まれました。