名作映画 cinema-enter

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2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第12回 「博士の異常な愛情」③

き この作品の作られた背景には、米ソ冷戦が続く中で起きたキューバ危機があります。 キューバ危機とは1962年10月から11月にかけて、ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していることが発覚して、アメリカがカリブ海でキューバの海上封鎖を実施し、米ソ間…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第12回 「博士の異常な愛情」②

この作品の主役は、前作の「ロリータ」にも出演していたピーター・セラーズです。 タイトルにもなっている[ストレンジラブ博士]の他にも[アメリカ大統領]、[マンドレーク大佐]の一人三役をやっています。 マンドレーク大佐は、イギリス空軍なのでイギリス訛…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第12回 「博士の異常な愛情」①

まずは作品の紹介です‍♂️ アメリカ空軍基地の司令官が発狂しソ連への核基地攻撃命令を出し、核兵器を装備した戦闘機がソ連へと向かう。しかしソ連には攻撃を受けると自動的に反撃し、人類を滅亡させる最終核兵器の存在が明らかとなる。緊迫した状況のなかで…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第11回 「硫黄島からの手紙」③

終戦の日を迎えるたびに、テレビや新聞などを見て毎回なにか違和感を感じる事があります。 報道のほとんどが自虐史観なのです。 もちろん日本がすべて正しかったわけではないと思います。しかし僕たちの御先祖様が2000年以上続いてきた美しい国日本を護るた…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第11回 「硫黄島からの手紙」②

2006年公開の「父親たちの星条旗」はアメリカ側からの視点で描かれた硫黄島の戦いであり、当初はこの日本側の視点で描いた「硫黄島からの手紙」を製作する予定ではなかったようです。監督のクリント・イーストウッドが資料を調べるうちに栗林大将の存在に惹…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第11回 「硫黄島からの手紙」①

戦後75年 2020年8月15日 -終戦の日- まずは作品の紹介から‍♂️ 2006年、東京都小笠原諸島硫黄島。そこで調査隊が地中から数百通もの手紙を発見した。それは61年前、この島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に彼らは…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第10回 「ブラック・レイン」③

表面的には日米合作のアクション映画なんですが、タイトルの「ブラック・レイン=黒い雨」‥これが意味するところは劇中の若山富三郎さん演じる菅井が説明しています。 ちなみに若山富三郎さんは映画が話せないのでコンピューターによる音声なのだそうです。 …

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第10回 「ブラック・レイン」②

この作品は「危険な情事」で大ヒット作を生み出したプロデューサー、スタンリー・R・ジャッフェとシェリー・ランシングが映画化しました。 ちなみに主演のマイケル・ダグラスも「カッコーの巣の上で」など、数々のヒット作を生み出す名プロデューサーであり…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第10回 「ブラック・レイン」

まずは、作品の紹介です‍♂️ ニューヨークのレストランで偶然にヤクザの抗争に出くわした刑事のニックとチャーリー、その主犯格である佐藤を日本に護送するが、大阪空港で逃げられてしまう。大阪府警の松本と共に、警官としての権限の無いまま捜査を見守る彼…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 「ロリータ」③

この作品が作られた時代はエロチックな表現に厳しかったようで、そのような場面はありません。しかしそれが逆に観る側の想像が膨らみます。それに冒頭のシーンのように、少女の素足が画面に現れ、男の手がその足に手を添えてペディキュアを塗っていく場面は…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第9回 「ロリータ」②

監督のスタンリー・キューブリックについては、今後も作品も含めていろんな事をご紹介していけたらと思っています とにかくこんなにも個性的な監督は近年なかなかいないです。 ハリウッドでは映画製作は分業なのですが、キューブリックは監督だけでなく映画…