名作映画 cinema-enter

名作映画の入口にご案内します。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第25回 「ポセイドン・アドベンチャー」③

この作品が単なるパニック映画でないのは、神の存在を問うているからではないでしょうか。 主人公のスコット牧師が登場すると共に疑問を投げかけます‥ 「ひざまずいて神に祈ればすべてうまくいく?」 スコット牧師は話し続けます‥ 「バカらしい。私の国では…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第25回 「ポセイドン・アドベンチャー」②

⚫️世界で起きた海難事故 ◉タイタニック号沈没(1912年4月) これは有名な事故ですね。豪華客船「タイタニック号」が北大西洋上で氷山に接触し沈没。1,513人の犠牲者をだし当時世界最悪の海難事故となりました。 ◉モロ・キャッスル号火災事故(1934年9月) …

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第25回 「ポセイドン・アドベンチャー」①

作品の紹介です‍♂️ 大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号。新年が明けてすぐのこと、海底地震が発生し大津波が船を襲った。一瞬にして船は転覆してしまう。人々は生き延びるための様々な選択が迫られる中を、天地が逆転した船内からの脱出に挑…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十二人の怒れる男」③

⚫️登場人物について紹介します。 ★陪審員1番議論の進行役を務める。高校でフットボールのコーチをやっている。★陪審員2番銀行員。気弱なところがあり慎重なタイプ。★陪審員3番メッセンジャー会社経営者。息子との確執があり頑固な性格。★陪審員4番株式の仲介…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十二人の怒れる男」②

陪審員制度について少しお話ししていきたいと思います。 ⚫️一般市民から無作為で選出され、宣誓を行った後、法廷の中に設けられた陪審員席に着席して審理に立ち会います。 審理の後に裁判官は陪審員に、どのような法が適用されるべきかという詳細な説示を行…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第24回 「十ニ人の怒れる男」①

作品の紹介です‍♂️ 父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員の白熱する議論を描く。 少年による父親殺しの審理が終わり、陪審員たちが陪審室へと移り審議を開始する。陪審員たちは少年の有罪を確信していた。12人の全陪審員一致で有罪になると思われたと…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」③

現在も続く日本を貶める反日姿勢は、とても許される問題ではありませんし、世界からも嫌悪感をしめされてるというのは残念でなりません。もっと自立し同じ価値観の国になってもらえるならば、全力で応援したいと思うのですが‥‥ 北朝鮮も日本人を拉致している…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」②

★38度線について、お伝えしていきたいと思います★ ⚫️タイトルの『JSA』は『Joint Security Area』、共同警備区域いう意味で、韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある約800m四方の地域で、板門店と呼ばれています。 場所はこのあたりになります。 板門店は1953年10…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第23回 「JSA」①

まずは作品の紹介です‍♂️ 南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で射殺事件が起こる。現場にいた南北の兵士たちは互いに全く異なる供述を繰り返していた為に、真相がつかめない状況だった。そんな中、中立国監督委員会は捜査官として韓国系スイ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第22回 「シャイニング」③

元々スタンリー・キューブリックは写真家です。その技術や感覚があるので、1シーン、1シーン、こだわって撮影しています。その1カットで強いメッセージ、強烈なインパクトを与えています。 作品のポスターでも有名な、『ジャック・ニコルソンが叩き割ったド…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第22回 「シャイニング」②

原作者で数々の名作を生み出しているスティーブン・キングについて、お伝えしていきたいと思います。 1974年に長編『キャリー』でデビュー。 その後も映画化された作品は数多くあります。 キャリー Carrie (1976年)シャイニング The Shining (1980年)ク…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第22回 「シャイニング」①

まずは作品の紹介です‍♂️ 冬の期間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人としての職を得た小説家のジャック・トランスは、妻のウェンディーと心霊的な予知能力のある息子ダニーとともにホテルへやってくる。そのホテルでは、同じく管理人をしていた男が精神に異…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第21回 「レッド・オクトーバーを追え!」③

現在の潜水艦について、もう少し詳しくみていきたいと思います。 ⚫️ロサンゼルス級原子力潜水艦 アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦です。 ソ連海軍潜水艦戦力の増強に対抗するため、1972年-1995年の23年間にわたり、最大規模の62隻が建造されました。長期間…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第21回 「レッド・オクトーバーを追え!」②

潜水艦の歴史について、お伝えしたいと思います。 ●1614年(慶長19年)大坂冬の陣において、徳川方の九鬼氏が率いた水軍が盲船とよばれる船を使用したという記述があって、ほかの文献がこの船を潜水艦である事を示しているらしいのです。 大坂城の堀を水に潜っ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第21回 「レッド・オクトーバーを追え!」①

作品の紹介です‍♂️ 冷戦時代、艦長マルコ・ラミウスが指揮を取るソ連最新鋭原子力潜水艦レッド・オクトーバーが突然、姿を消した。その目的はアメリカへの攻撃なのか⁈CIAは情報担当官のジャック・ライアンに情報分析するよう指令する。ラミウスと面識のある…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第20回 「八甲田山」③

高倉健さん扮する徳島大尉の言葉‥‥。 「調査をすればするほど恐ろしい‥ 日本海と太平洋の風が直接ぶつかり、冬の山岳としてはこれ以上はない最悪の地帯です。 おそらく今後、30年‥50年‥いや100年経っても冬の八甲田はガンとして人を阻み、通ることを許さない…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第20回 「八甲田山」②

脚本家の巨匠 橋本忍 ⚫️橋本忍さんについて話したいと思います。 1938年に鳥取歩兵四十連隊に入隊するも結核に罹り、永久服役免除され療養生活に入る事になります。 1939年に岡山県の療養所で隣にいた兵隊さんの読んでいた映画の本を読み、シナリオに興味を…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第20回 「八甲田山」①

作品の紹介です‍♂️ 「冬の八甲田山を歩いてみたいと思わないか―。」明治34年末--日露開戦を目前にした帝国陸軍は、ロシア軍と戦うために厳冬期の八甲田を踏破し、寒さとは何か、雪とは何かを調査・研究する必要があると考えていた。その命令を受けて青森第5…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第19回 「素晴らしき哉、人生!」③

フランク・キャプラ監督とジェームズ・ステュアート主演のコンビで製作された『スミス都へ行く』も非常に素晴らしい作品です。 アルフレッド・ヒッチコック監督のお気に入り俳優でもありました。『めまい』や『裏窓』などあります。 この配役がピッタリでし…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第19回 「素晴らしき哉、人生!」②

この作品がアメリカで公開された1946年は、日本では敗戦から一年が経った年のクリスマスシーズンです。GHQが統治していました。 この頃の日本での出来事を簡単に挙げてみたいと思います。 ●1月1日に詔書(いわゆる昭和天皇の人間宣言)がありました。この事…