シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第19回 「素晴らしき哉、人生!」①
作品の紹介です💁🏻♂️
主人公のジョージは世界旅行の夢をあきらめ、過労で亡くなった父の経営する住宅金融会社の倒産危機を救う。そして会社を継ぐことになったジョージは、富豪で銀行家ポッターの圧力にも負けず、町の貧しい労働者の為に真面目に働いていました。やがて幼なじみのメアリーと結婚したジョージは、子供にも恵まれ幸せなつましい生活を送っていた。しかし数々の不運がジョージを襲い、彼は人生に絶望する。家を飛び出し酒に酔って町を彷徨い、橋の上から身投げしようとしたその時、不思議な老人がジョージを救う。その老人は自分を翼のない天使だと告げるのだが‥‥。
原題はIt's a Wonderful Life
1946年にアメリカ公開され、日本公開は1954年です。
監督はフランク・キャプラ
スティーブン・スピルバーグは黒澤明監督の作品と共に、この映画をお手本にしているそうです。
そして映画監督の黒澤明も『文藝春秋』誌で選んだ「黒澤明が選んだ100本の映画」のうちの一本であります。
『金曜日ロードショー』の解説でお馴染みだった水野晴郎さんによると‥
「フランク・キャプラは国境・人種・宗教をこえてヒューマニズムを謳い上げた名匠である。アメリカではどの大学の映画科でも、この映画が学生の指針となっている程の秀作なのである。」