名作映画 cinema-enter

名作映画の入口にご案内します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第9回 「ロリータ」②

監督のスタンリー・キューブリックについては、今後も作品も含めていろんな事をご紹介していけたらと思っています とにかくこんなにも個性的な監督は近年なかなかいないです。 ハリウッドでは映画製作は分業なのですが、キューブリックは監督だけでなく映画…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第9回 「ロリータ」

まずは作品のご紹介‍♂️ 夏を過ごそうと田舎町で下宿するハンバートに、その家の未亡人シャーロットは積極的だが、当のハンバートは彼女の娘・ロリータに心奪われていた。やがてハンバートはロリータと共に暮らしたい為にシャーロットと結婚するのだが、夫が…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第8回 「ビッグ」③

なんと言ってもこの映画は、主演のトム・ハンクスあっての作品です。派手なCGなどを使ってるわけでもなく、真実味を持たせてグイグイと物語を引っ張っているのは、トム・ハンクスの演技の力が大きいです。彼の演技はまさしく12歳の少年そのものです。親友の…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第8回 「ビッグ」②

ここでは日本のおもちゃの歴史について簡単に話していきたいと思います。 日本最古のおもちゃは独楽です。 独楽 6世紀頃に鞭のようなもので叩いて回す「ぶちゴマ」、「叩きゴマ」と見られる木製の出土品が出土されており、奈良・平城京跡や藤原宮跡などから…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第8回 「ビッグ」①

まずは作品のご紹介‍♂️ 12歳のジョッシュ少年は年に一度地元の街にやってくる移動遊園地に足を運ぶが、そこに片思いの女の子がいる事に気付き、格好いいところを見せようとジェットコースターに乗ろうとするが身長が低かった為に乗ることが出来ず、すっかり…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第7回 「ロッキー」③

ロッキーの映画の魅力ってたくさんあると思うのですが、まず第一にこれをボクシング映画として描くのでなく、ロッキーとエイドリアンの不器用な二人の愛の物語として描いてるところではないでしょうか。 この映画に登場するキャラクター、ロッキーはもちろん…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第7回 「ロッキー」②

1960年代後半から1970年代半ばにかけてアメリカでベトナム戦争に邁進する政治に対する特に兵士として送られる若者層を中心とした反体制的な人間の心情を綴った映画作品が数多く製作されるようになり、このような作品はアメリカン・ニューシネマと呼ばれまし…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第7回 「ロッキー」①

まずは作品のご紹介 フィラデルフィアに住むロッキー・バルボアは、しがない三流ボクサー。苦しい生活の為に借金の取り立てをしてお金を稼ぐ日々。そんなロッキーにはペットシャップで働く片想いのエイドリアンの存在が心の支えとなっている。そんな中、ヘビ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第6回 「博士と彼女のセオリー」③

この映画は難しい科学の話しはほぼありません。ホーキング博士とジェーンの人生にスポットを当てて描かれています。 若くして難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、当時の医師から余命2年と宣告され絶望的になっているホーキングを、前向きに立ち直らせた…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第6回 「博士と彼女のセオリー」②

「博士と彼女のセオリー」この原題は「THE THEORY OF EVERYTHING」で、この意味は《万物の理論》自然界に存在する4つの力であり、すなわち電磁力・弱い力・強い力・重力を統一的にする理論(統一場理論)の試みだそうです。 僕なんかの頭では到底理解出来な…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第6回 「博士と彼女のセオリー」①

まずは作品のご紹介‍♂️ 天才物理学者として将来を期待されるホーキングはジェーンと出会い恋に落ちる。しかし若くして難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命2年の宣告を受けてしまう。それでもジェーンはスティーブンと共に生きることを決め、2人は力を…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第5回 「リーサル・ウェポン」③

なんと言っても愛する妻を失って自暴自棄になって自殺願望のあるリッグス刑事をメル・ギブソンが好演。狂気のように犯人を追い詰める手法は《クレイジー》そのものです。これはメル・ギブソン自身が持ってる要素が演技に現れてるように思います。 そんな《狂…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第5回 「リーサル・ウェポン」②

メル・ギブソン演じるリッグス刑事とダニー・グローバー演じるマータフ刑事の所属するのはロサンゼルス市警察です。 ロサンゼルスは、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある都市であり、国内ではニューヨークに次いで人口が多い世界都市です。 「Los Angeles…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第5回 「リーサル・ウェポン」①

まずは作品のご紹介‍♂️ ロス市警のベテラン刑事マータフ(ダニー・グローバー)は、売春婦の飛び降り自殺事件の捜査を任される。彼の新しい相棒に選ばれたのは、妻を事故で亡くして自暴自棄になって自殺願望のあるリッグス刑事(メル・ギブソン)だった。“最終兵…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第4回 「蜘蛛女のキス」③

この作品の冒頭、ホモ・セクシュアルであるモリーナ(ウィリアム・ハート)が自分の大好きな映画のストーリーを、その役柄に入り込んで感情豊かに語っているところから始まります。 それを聞いているヴァレンティン(ラウル・ジュリア) モリーナは繊細で優しい…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第4回 「蜘蛛女のキス」②

アルゼンチンとは、どのような国なのでしょう‥‥すべてをお話しする事は出来ないですが、二つの歴史について簡単に話したいと思います。 まず一つ目は、1976年ごろから1983年にかけて《汚い戦争》という悲惨な内戦がありました。アルゼンチンを統治した軍事政…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第4回 「蜘蛛女のキス」①

まずは作品のご紹介‍♂️ ブエノスアイレスにある刑務所で同じ監房に入れられている対照的な二人の男、反体制運動の革命家バレンティンと、ホモセクシャルのモリーナ。最初はモリーナを嫌っていたバレンティンだが、モリーナの話す映画の話を聞く内に、やがて…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第3回 「グラン・トリノ」③

映画の冒頭、主人公ウォルト(クリント・イーストウッド)が妻の葬儀を教会で行っているところから始まります。そこに息子たち家族や親戚たちが集まっていますが、元軍人の無口で厳しい頑固オヤジのウォルトは、みんなから鬱陶しく煙たい存在に思われています…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第3回 「グラン・トリノ」②

この作品で主人公ウォルトの家の隣にアジア人一家が引っ越してきます。このアジア人たちはモン族といいます。 このモン族というのがアメリカと非常に関わりがあるのです。細かく書くと説明しきれないほどにたくさんの複雑な歴史があるので、また何かの機会に…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第3回 「グラン・トリノ」①

まずは作品のご紹介‍♂️ 朝鮮戦争の従軍経験を持つ元自動車工ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻に先立たれ、愛車“グラン・トリノ”や愛犬と孤独に暮らす静かな日々を送っていた。そんな彼の隣家にモン族の少年タオの一家が越してくる。…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第2回 「殺人の追憶」③

この作品では『目』が重要なポイントになっていると思います。 多くの方の解説の中にも書かれてありますが、ソン・ガンホ演じるパク・トゥマン刑事がラストで画面越しにこちら側をジッと見つめます。これは、犯人も必ずやこの映画を観ているはず、だから「オ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第2回 「殺人の追憶」②

この作品のモチーフとなった華城連続殺人事件が起きた1980年代の韓国は、全 斗煥(チョン・ドゥファン)大統領による軍事政権が始まり、日米との連携を強め経済の活性化に成功する反面、国内の民主化運動、反政府活動を厳しく取り締まり、言論を統制しました…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第2回 「殺人の追憶」①

まずは作品のご紹介‍♂️ 2003年公開の韓国映画です。 最近では「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー賞を受賞したポン・ジュノ監督の作品です。主演も同じくソン・ガンホさんが演じております。 ◉あらすじ 1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の肌が死体が…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 「ちょっとブレイク☕️」 「Fukushima50」

これまでいろんな映画を観てきました。 基本的にDVDを買って観ています。だから他の人よりも鑑賞してる本数は少ないかも知れません。しかしながら僕は、自分の観たいと思う作品、気に入った作品をじっくり観ていきたいのです。 これまでは映画を観て自分の中…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第1回 「デルス・ウザーラ」③

この作品は《人間は自然とどう向き合うべきなのか?》を訴えかけています。そして、現在の武漢コロナウイルスの脅威と立ち向かうのと同じように、《人と人との助け合い、支え合う事の大切さ》を教えてくれます。 ちなみにデルス・ウザーラの家族も天然痘によ…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第1回 「デルス・ウザーラ」②

監督の黒澤明さんは生涯30本の作品を作りました。この作品は25本目の作品となります。 黒澤さんは24本目の作品「赤ひげ」まで三船敏郎さんや志村喬さんらと共に、「七人の侍」や「生きる」「用心棒」など数々の名作を手掛けてきました。そして「赤ひげ」で長…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 第1 回 デルス・ウザーラ」①

まずは作品のご紹介‍♂️ 1975年公開の日本とソ連合作映画 「デルス・ウザーラ」とは主人公の先住民のおじさんの名前なのです。 監督は黒澤明です。それ以外はソ連側のスタッフ70名、ソ連兵30名、日本側スタッフはたったの5名で撮影が行われました。 主演の二…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 「映画を観るということ」

映画って最初の観た時というのは、期待が大きすぎたり、予告編を観て勝手なイメージを付けていたり、映画を鑑賞した人たちの声だとか、いろんなものに左右されてしまって、本当の《真の部分》が伝わってこないと思っています。 だから僕は映画が公開された時…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 「ヨドチョーさん」

30年以上前になるでしょうか、テレビでは日曜洋画劇場や金曜ロードショーなどの番組で、映画が盛んに放映されていました。 現在のようにネットだとかレンタルなどなかった時代なので、毎週の放映される映画を楽しみにして、テレビにかじりついて観ていました…

シネマ・エンター 忘れないよ名作映画 「はじめまして🎥」

こんにちは、キヨヒコです。 ブログって‥⁈何もわかってない超ド級の素人ですが、とりあえず「やってみるか!」で始めてみました。 「映画」をテーマとしてやっていきたいと思っていますが、映画を観ての感想よりも〝その作品”について、みなさんが「観てみた…